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コンパクトな生活を

マンションでの騒音

 マンションに住んでいると一度や二度は騒音に悩むこともあるかと思います。
 私は一人暮らしを始めてから今までで6回引越しをし、騒音に悩まされたのは2回です。
 最初住んだいかにもアパートという感じの鉄骨造1DKの部屋ではそこまで悩まされませんでしたが、鉄筋コンクリート造2DKの部屋が特に酷かったです。

 鉄骨造より鉄筋コンクリート造の方が防音面で優秀という通説があるので、私も選んだ時は騒音被害に悩まされるとは思っていませんでした。
 しかもこのマンション、5回目の引越しで当たったマンションでした。

 そこは向いも同じようなマンションがあり、どちらも1階はピロティ式の駐車場の為、音が反響して大きくなりやすいのに、しょっちゅう話し声や口笛なんかが響き昼間もうるさかったです。
 それでもそういう音は夜中まではさすがになかったので、我慢できないことはなかったし、それくらいなら他のマンションでも経験していました。

 問題は夜中。
 下の階の住民が夫婦で0時半くらいから談笑し始めるんです。
 時には夫婦喧嘩もします。
 そして隣の部屋もたまに話し声がもう寝ようかという時間に聞こえてくるんです。
 引越しして数日経った時に、隣の部屋からくしゃみをする音が聞こえてきましたが同じ部屋でしているくらいの音量で聞こえてきたので、その時点で嫌な予感はしていました。

 何度か管理会社に訴えましたが、あまり効果はありませんでしたし、苦情を入れてから下の階の人は窓や網戸を閉める時今までないくらい大きな音を立てて閉めるようになりました。
 そして管理会社も鉄筋コンクリートのマンションなんだから、そんなに音がうるさいはずがないという返事と、一応騒音注意の文章を撒きますというだけ。

 しかしこのマンション、定期的にどこか別の部屋は重低音がうるさいという苦情もあったらしく、ウーファー音を出さないようにという注意分が回ってきたこともありました。
 流石に何回も引越しを繰り返して引越し貧乏も酷かったので落ち着きたかったのも諦め、次の部屋を探しました。

 それから内覧は夕食くらいの時間を狙っていっています。
 休日の昼間は留守にしている事が多いので、内覧時間におすすめできません。
 団欒時間に内覧をすることで、今までで何件かは契約前に音を確認できています。
 うち1件はマンション購入を検討しての内覧だったので、気づけて本当に良かったです。

中古一戸建ての内覧

 数年前にはなりますが、私は最初マンションではなく中古の一戸建てを狙って物件を探していました。
 前記事の通り、マンションの購入が色々ハードルが高く感じた結果です。

 ただマンションと同じように中古一戸建てもやっぱりそう甘くはなかったですね。

・リフォームされていない物件が多い

・近隣問題(騒音、近所付き合い等)

・老後に結局一戸建てを手放してマンションに移り住む人も多い

・安い物件は土地問題などがある

 前回の内覧は特にリフォームがされていない点が気になってしまい、見送るどころかちょっとトラウマになってしまった話です。

 立地的には少し大きい川が流れている中洲の土地で、価格が手頃でした。
 3階建てで、1階はガレージ。
 大阪にはこういう戸建てが割と多い印象です。

 まずガレージに廃棄物がそのままで、これらの処理費用も負担なのだろうかと不安になりました。
 玄関口は1段上がり、狭い階段を登って2階へ。
 キッチンは大きめですがやはり使い込まれている雰囲気。
 今思うとそこまで汚くはなかったようにも思いますが、戸棚なんかはボロボロでした。
 壁紙も薄汚れていて、そのまま移るのは抵抗があるくらいの汚れ。

 そしてトラウマになってしまう3階との間にあるトイレ。

 壁一面、シールだかがびっしり貼られていたんです。
 子供が欲しがるようなキャラクターもののシールではなく、なんとなくレトロな雰囲気の人の写真のようなセピア調のシールだったように思います。
 同じものが前面にびっしり、かといって整然と綺麗に貼られるわけでもなくとにかくびっしりと壁を覆っていました。

 そしてもう1室、おそらく寝室と思われる部屋の障子には色紙がまたびっしり貼られています。
 多分そこまで深い意味もなかったのかもしれませんが、整然としている風でもなくただ何枚も貼られている色紙がところどころ風化して破れたりしているのがなんとも怖さを感じてしまい、他の設備だとか浴室がどんな雰囲気だったかは頭から飛んでしまいました。

 仮にも人が住んでいたお家なんですが、他人からするとちょっとした趣味も異質に感じる事もあるのだとひしひしと実感。
 もしかしたら我が家も他人からすると異質な箇所があるかもしれません。

 他も微妙に吹き抜けで光熱費が嵩みそうだなとか、デメリットに思う箇所が多かったので結局全く話は進まず、何しろトイレの光景が私には衝撃的で次を探す気力がなくなってしまいました。

 中古一戸建ては中古マンションと違って、屋内の画像がないケースが多いため、行って見てみないとわからない事が多いように思います。
 上物が残置物状態の物件が多く、まず撤去費用、リフォーム費用が購入価格にプラスされる事が多い印象でした。

 検索サイトで見ている時はデメリットが感じにくいです。
 中古物件は特に絶対に内覧に行く必要がありますね。
 まぁ内覧せずに決める人はいないとは思いますが。 

マンション購入時の注意

 分譲マンションを購入する時以外と見落としやすい金銭面での注意点がまず2つあります。

 ・管理費と修繕積立金
 ・固定資産税

 よくポストに「月々6万円で購入可能!」みたいな不動産会社のチラシが入っていたりしますが、この2点が入っていない事が多いです。
 またローンを組むとなると生命保険に加入する事が条件だったりします。

 分譲マンションを購入すると区分所有者となり、強制的にマンションの管理組合の一員になります。
 管理費と修繕積立金から逃れる術はありません。
 修繕積立金がとても少額なマンションはいざ修繕工事をする段に多額の修繕費の徴収がある場合があるので、修繕積立金が妥当かも複数物件比較検討する必要があります。

 中古マンションを購入する時は以前の所有者が管理費・修繕積立金を滞納していなかったかのチェックも必要です。
 なんと管理費・修繕積立金の滞納は特定継承人にも請求が及びます。
 恐ろしいですね。
 抵当権が設定されていないかもチェックポイントです。

 マンション購入はなかなかハードルが高いですよね。
 住むとしても不動産投資用としても物件金額やローンの利息以外にも必要経費が色々あると心構えをしておかなければならないと思います。

 昔はこれらの費用が色々あるのを乗り越えてでもマンションを買う人がそこそこいたんですよね。
 不労所得は憧れですが、簡単に考えられるほど甘い世界でもないようです。

蝋梅の季節も終わり

 macを使い出してもうすぐ3年です。
 まだあまり使いこなせてる感じがしません。
 昔は画像もPhotoshopを使っていましたが、windows版しか持っていないので別のソフトで編集しなくてはならなくなりました。

 GIMPを結構早くに入れていましたがまだ和解しきってないですね。
 画像編集が億劫になってからなんだか色々停滞している気がします。
 世の中画像どころか動画編集の時代なのに。
 luma fusionが〜とか言ってみたい。

 私は蝋梅が好きなので、毎年何枚か画像を撮ります。
 これはSE2で撮った画像なので、艶感が足りない感じですね。
 透き通った花びらと蜜が艶めいて飴がとろけるような様は、他の梅ではあまり見かけない気がします。

 昔一眼レフにチャレンジした事があったんですが、重くて挫折しました。
 機械が重いと色々挫折しがちです。
 iPadも前は10インチを使っていたのに、持ち歩くのがどうにも重くてminiに変えました。
 カメラはいまはコンデジLUMIXを使ったりしています。

 iPhone14proのカメラ性能は確かにすごいですが、手持ちのLUMIXの望遠と比べるともうちょっとかな、と思ってしまいハイエンドに手が出せません。
 軽いしできれば次のスマホもSE系がいいです。
 ただ電池持ちが壊滅的なのでapple様、電池持ちがいいSEを何卒! 

親と縁を切る方法

 私の父は親族が経営している会社の役員で連帯保証人になっていました。
 私生活でも金遣いが荒く、カードローンや保険金の借り入れもあったようです。

 家を出てからずっとどうすれば親からの負債を背負わずに済むのか調べ回っていました。
 できれば生存しているうちにと思っていましたが、結局そんな方法は見つからずそうこうしているうちに亡くなってしまいました。

 親と縁を切る、親の負債から逃げる方法は相続放棄しかありません。

 相続放棄家庭裁判所へ申述が必要ですが、限定承認と違い個人でできます。
 限定承認と相続放棄の違いは、限定承認はざっくりいうと正の財産分は負の財産を返済するもので相続人全員で申述する必要があります。
 相続人全員というあたりで、ハードルが高めです。
 相続放棄は一切を放棄します。
 申述できる期間は「相続があると知ってから3ヶ月」。
 死亡から3ヶ月ではありません。

 私は父の訃報を知ってからすぐ相続放棄の手続きを進めました。
 そして確実に相続放棄を済ませたかった為、弁護士へ依頼しました。
 料金は当時(5年ほど前)で5万円ほどかかりましたが、確実に数百万から数千万の借金を背負わずに済むのなら軽いものですよね。

 しかも弁護士へ依頼すれば、自分で裁判所へ行ったり書類を集める必要がなくなります。
 勤めがあればなかなか休みも取りにくいので、弁護士費用をケチるくらいなら時間を買う意味でも依頼する方が断然おすすめです。

 私が勤めていた会社も、休みがとにかく取りにくい会社だったので自力では相続放棄の手続きをするのは無理だったでしょう。
 また書類の書き方も間違いがあると受理されなくなってしまいますし、うっかり3ヶ月経過してしまうと単純承認となり否応なしに親の負債が襲いかかってきます。

 申述し、受理される間も遺産には一切手をつけない注意が必要です。
 財産を処分した時点で単純承認になる危険性があるからです。
 万が一方々から処分を要求されても、相続放棄をする意思を見せて断りましょう。
 縁を切るのですから。

 昔は親の借金のため子供が苦労するなんて事が現実にあったかもしれませんが、今はちゃんと相続放棄という制度があるので大丈夫です。
 保証契約さえしていなければ逃れます。
 特に連帯保証人になるのは最悪なので、親しい間柄でもお勧めできません。連帯保証人になって欲しいと言われる時点で、縁を切った方がいい人間関係に降格するくらいの認識が正しいと思います。

厄年に起こった事

 厄年に本当に悪いことが起こるのか。
 これは人による事だと思いますが、私の身に実際に起こったことは転職と父親の死でした。

 思えば本厄の時に転職なんて無謀だったなと今になれば思うんですが、その時勤めている会社にはいるにいれない事情があった為やむなくでした。
 それも厄の内だったのかも。
 本厄の年の秋に会社を辞め、年内に次の職場が決まったのは経済的には良かったんですが、人間関係がかなり悪い会社でした。
 直属の上司は幸い良い人でしたが同僚とそれを取り巻く人たちが恐ろしすぎて。

 そして翌年の春に父が亡くなったという連絡を警察から受けました。

 父と生活リズムと金銭感覚が合わないことが原因で家を出てあまり連絡を取らず、事故や人に迷惑をかけるような形で亡くなるんじゃないかという予感を、なんとなくずっと抱いていましたがドンピシャでした。
 詳しい事件の内容は割愛します。

 私は警察から連絡が来るまで父が亡くなっても泣かないだろうと思っていましたが、成人してから大泣きしたのはあの時だけでした。
 自分でも意外でしたね。
 借金だの損害だのがいつ襲いかかってくるか分からない父の存在は、20代の頃は重荷で死を願うような時もあったのに。

 亡くなる2週間前に父から電話がありましたが、私は仕事の講習で取れませんでした。
 昔からそういう間の悪さがあったんです。
 次の週末も予定があり、その次の週末にこちらから電話しようかなんて考えていたらその前に警察から連絡がきました。

 父が亡くなった事は泣くほどの気持ちにはなりましたが、私の人生で悪い出来事だったのかはわかりません。

 父の訃報を受けたのは転職してまだ3ヶ月経つか経たないかくらい。
 非常に休みがとりにくい環境で、訃報自体も同僚からは疑惑の目で見られていました。
 休みが取りにくいのも、上司が圧力をかけるのではなく同僚らがそういう空気を作っていた為。
 また死亡の手続きをした親戚が斎場の場所や連絡先すら教えてくれず、結局その場に立ち会うこともできませんでした。
 親戚が私に連絡をしたのはあくまで負債の保証契約をさせる為だったので。

 結局父の葬儀は諦めました。
 今どこにねむっているのか、遺骨はどうなったのか何もわかりません。

 それらの事が自分にとって大厄だったのかわかりません。
 ある意味私は父から完全に解放され、人間関係が悪い職場から更に転職し希望の業界へ就職しました。

 厄年は転機がある時というだけだったように思います。
 それでもお祓いはしていましたし、自分ができる対処はしました。
 そのおかげで今そこまで大変な目に遭っていないのかもしれません。
 あの時選択を間違えていたらとてつもない負債と、最悪の職場で人生を送っていた可能性もありますしね。

終の住処を探す

 実家を出て15年ほど経ちました。
 ひとりっ子でどちらかというと世間知らずだったのに家を出ようとすんなり思ったのは、親と生活リズムが違いすぎたからです。
 大学卒業までは合わないと思いつつも、我慢するのが普通でした。
 何の疑いもなかった。

 新卒就活を失敗してバイトだの派遣だのやってる時もまだそこまで重要に考えてなくて、親が夜中うるさくして眠れず体調を悪くして休んだりしても、そこまで危機感も抱かずのらくらやってました。
 今考えると本当に甘かったなとしか。
 紹介予定派遣で正社員になれるチャンスが来た時にやっとこのままじゃダメだと強く思ったのをきっかけに家を出ました。

 その後この15年の間に引っ越す回数7回。
 一回の引越しで50万くらいかかってたからおっそろしい、350万くらい引越しで飛んでる。
 でも引越し業者のおじさん曰くもっと引越しする人もいるらしい。
 すごいですねー

 引越ししすぎて不動産業に興味を持って転職するも、老いるとなかなか部屋を借りるのも難しい現実があるのに気づいてどうしようかな、と思っています。
 自分の会社の物件に引っ越すの何だか嫌だしな。

 今住んでるマンションはかなりいいんですけど、このまま独り身だとずっと住み続けるのは厳しいかもしれません。
 年金で生活しないといけないとなると、もう少し家賃の低いところに行かないとだめでしょう。
 まだ結構先だけれど、安定した終の住処は憧れですよね。
 賃貸がいいのか買うのがいいのか。
 世の風潮としては圧倒的に賃貸!みたいな感じですけど本当に?と思いながら色々探していきたいと思います。