中古一戸建ての内覧
数年前にはなりますが、私は最初マンションではなく中古の一戸建てを狙って物件を探していました。
前記事の通り、マンションの購入が色々ハードルが高く感じた結果です。
ただマンションと同じように中古一戸建てもやっぱりそう甘くはなかったですね。
・リフォームされていない物件が多い
・近隣問題(騒音、近所付き合い等)
・老後に結局一戸建てを手放してマンションに移り住む人も多い
・安い物件は土地問題などがある
前回の内覧は特にリフォームがされていない点が気になってしまい、見送るどころかちょっとトラウマになってしまった話です。
立地的には少し大きい川が流れている中洲の土地で、価格が手頃でした。
3階建てで、1階はガレージ。
大阪にはこういう戸建てが割と多い印象です。
まずガレージに廃棄物がそのままで、これらの処理費用も負担なのだろうかと不安になりました。
玄関口は1段上がり、狭い階段を登って2階へ。
キッチンは大きめですがやはり使い込まれている雰囲気。
今思うとそこまで汚くはなかったようにも思いますが、戸棚なんかはボロボロでした。
壁紙も薄汚れていて、そのまま移るのは抵抗があるくらいの汚れ。
そしてトラウマになってしまう3階との間にあるトイレ。
壁一面、シールだかがびっしり貼られていたんです。
子供が欲しがるようなキャラクターもののシールではなく、なんとなくレトロな雰囲気の人の写真のようなセピア調のシールだったように思います。
同じものが前面にびっしり、かといって整然と綺麗に貼られるわけでもなくとにかくびっしりと壁を覆っていました。
そしてもう1室、おそらく寝室と思われる部屋の障子には色紙がまたびっしり貼られています。
多分そこまで深い意味もなかったのかもしれませんが、整然としている風でもなくただ何枚も貼られている色紙がところどころ風化して破れたりしているのがなんとも怖さを感じてしまい、他の設備だとか浴室がどんな雰囲気だったかは頭から飛んでしまいました。
仮にも人が住んでいたお家なんですが、他人からするとちょっとした趣味も異質に感じる事もあるのだとひしひしと実感。
もしかしたら我が家も他人からすると異質な箇所があるかもしれません。
他も微妙に吹き抜けで光熱費が嵩みそうだなとか、デメリットに思う箇所が多かったので結局全く話は進まず、何しろトイレの光景が私には衝撃的で次を探す気力がなくなってしまいました。
中古一戸建ては中古マンションと違って、屋内の画像がないケースが多いため、行って見てみないとわからない事が多いように思います。
上物が残置物状態の物件が多く、まず撤去費用、リフォーム費用が購入価格にプラスされる事が多い印象でした。
検索サイトで見ている時はデメリットが感じにくいです。
中古物件は特に絶対に内覧に行く必要がありますね。
まぁ内覧せずに決める人はいないとは思いますが。